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サステナビリティ鈴木 一郎

サステナビリティ経営を競争優位に変える方法

サステナビリティ経営を競争優位に変える方法

サステナビリティ経営は、もはや「やらなければならないこと」ではなく、「やった企業が勝つ」競争領域に入りました。

多くの日本企業はESGを「報告対応」として位置付けてきました。統合報告書を作成し、CDPに回答し、SBT認証を取得する。これらは確かに重要ですが、これだけでは企業価値創造にはつながりません。

私たちが支援する先進企業は、サステナビリティを「事業機会」として捉え直しています。例えば、ある製造業のクライアントは、Scope3排出量を可視化する過程で、サプライチェーン全体の非効率を発見し、年間20億円のコスト削減と15%のCO2削減を同時に実現しました。

また、別の小売チェーンは、サステナブル商品ラインを戦略的に拡大することで、若年層・富裕層の顧客獲得に成功し、5年間で売上構成比を30%まで高めています。

サステナビリティを競争優位に転換するための鍵は3つあります。第一に、トップが「これは事業戦略である」と明確に位置付けること。第二に、サプライチェーン全体を視野に入れた戦略を構築すること。第三に、サステナビリティKPIを経営指標として組み込むことです。

ESG対応に追われる段階から、ESGで勝つ段階へ。日本企業が次にとるべきステップは、ここにあります。